訪問看護の仕事には、「夜間対応型訪問介護」や「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」など、日中だけでなく夜間に対応したホームヘルプサービスを行っている事業所もあります。この2つの業務の場合、ケアプランに夜間対応、定期巡回・随時対応の契約が入っている利用者が対象です。定期巡回の場合は、名前の通り定期的に利用者宅を巡回し、その都度必要な対応をとりますが、夜間型・随時対応型の場合は緊急時に呼び出されることが多い仕事です。

日中と同じく、いずれもケアプランに基づいた処置や対応を行います。主に利用者がオペレーターへ連絡後、状況を説明し、オペレーターは介護士や看護師の訪問の必要があるかを確認したり、相談援助の対応を取ります。その後、訪問の必要がある場合には、オペレーターから看護師や介護士へオンコールがあります。その場合、まずは利用者のお宅へ訪問し、必要な処置・・・主に転倒の介助や急な排泄による処置、食事や起床・就寝の介助や服薬管理などを行います。

夜間対応型であれば、Wワークを希望しているけど日中は働けないという方も活躍できる仕事です。訪問介護は人と人との関わりですので、利用者やご家族との相性、業務内容、通勤にかかる時間などによって、自分に合う・合わないなどさまざまな事象が複雑に絡み合う仕事です。しかし、その本質は人を大切にできるやりがいのある仕事であり、最初に躓いたとしても、その後他の利用者と出会い、介護に目覚める方もいます。キツイ仕事だと最初から敬遠する人も多くいますが、まずはこの仕事のいい面と悪い面、両方をよく理解した上で選択して欲しいと思います。

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